Boosterのインストール

Boosterのインストール

機能紹介

ロードバランス構成

ユーザが大量の起票を長時間にわたって行う、もしくは多くのユーザが同時に利用する必要がある場合、著しくシステム資源を消費し単体のOMFLOW Serverでは負荷を処理するのが困難になる場合があります。OMFLOWでは同時に多数のOMFLOW Serverに分散して処理するロードバランス構成も提供しており、Boosterを通じて処理を分散し、全体の処理性能を向上させます。構成図は下記の通りです。

ロードバランスおよび高可用性構成

同時に、OMFLOWは高可用性構成も提供しています。Boosterを「Active、Standby」の2台とし、すべてのOMFLOW Serverはこの順序でBoosterに通知することにより、この構成のいずれかのノードの応答が無くなった場合でも、システムを正常に運用できるようにします。

OMFLOW Booster

データ転送センタとして、主にOMFLOW Serverと連携してフォームプロセスを処理します。通常はActive Boosterが処理を行い、Active Boosterの応答が無くなった場合は、Standby Boosterが作業を引き継ぎ、高可用性構成を形成します。

OMFLOW Booster Agent

Booster構成を使用する場合、Booster AgentとOMFLOW Serverを同一環境上にインストールする必要があります。これにより、1台のOMFLOW ServerにPatchが適用された場合、その他の全てのOMFLOW Serverも自動的に更新されます。

インストール手順

1. 環境要件

Boosterサーバ:MFLOW Boosterのインストールには、4core CPU、8GBメモリ以上を推奨。

Python:BoosterとOMFLOW ServerのPythonのバージョンは3.7.7または3.8以上が必要。

Port:BoosterとOMFLOW Server間は5169番Portでの相互の接続を許可しておくことが必要。

2. OMFLOW Boosterのインストール

最初に、構成要件に従い1台または2台のBoosterをインストールします。2台の場合の順序指定はありません。インストール時に以下の情報を入力してください。

サーバのIP/DomainおよびPort番号を入力:

このBoosterのIP/DomainおよびPort番号を入力し、ここに対して全てのOMFLOW Serverから接続できるようにします。

Booster以外に、OMFLOW Serverでも5169番ポートを開いておく必要があります。

HA BoosterのIP/DomainおよびPort番号を入力(任意):

HA構成適用時、もう1台のBoosterのIP/DomainおよびPort番号を入力し、Booster同士が相互に接続できるようにします。

HA構成では、1台はActive Booster、もう1台はStandby Boosterとなります。

Linuxインストール方式 インストールパッケージを置いているパスで解凍し、そこでinstall.shを実行します。

tar xvf Booster_1140.tar.gz
cd Booster_1140
./install.sh

3. データベースの構築

Booster構成はSqliteをサポートしないため、サポートしているデータベースを事前に構築しておく必要があります。OMFLOWがサポートしているデータベースは下記の通りです。

  • PostgreSQL

  • MySQL

  • SQL Server

  • Oracle

データベースとテーブルを作成し、読み取りと書き込み権限を有するアカウントを準備します。

4. OMFLOW Serverのインストール

Boosterのインストール完了後、引き続き本構成の1台目のOMFLOW Serverのインストールを行います。インストール中に下記の情報を入力してください。

DB関連情報の入力:

手順3.で準備したデータベース関連情報を入力してください。

Booster IPおよびPort番号を入力:

Active Boosterに関する情報を入力してください。

HA Booster IPおよびPort番号を入力:

Standby Boosterに関する情報を入力してください。

先にOMFLOW Serverをインストールした場合:

Boosterのインストール前に既に利用中のOMFLOW Serverがある場合、下記の手順に従って対応してください。

インストール前にデータベースをバックアップしてください。

確保運行中的OMFLOW Server資料庫並非Sqlite

  1. OMFLOW Serverを最新版に更新します。

  2. setting.pyファイルを修正し、BOOSTER_IP、BOOSTER_PORT、SECOND_BOOSTER_IP、SECOND_BOOSTER_PORTの4つのBooster関連パラメータを入力してます。

  3. OMFLOW Serverを再起動します。

5. OMFLOW Booster Agentのインストール

1台目のOMFLOW Serverのインストール完了後、同一環境上にOMFLOW Booster Agentをインストールします。

BoosterAgentはOMFLOW Serverと同一サーバ上にインストールする必要があります。

Linux インストール方式

インストールパッケージを置いているパスで解凍し、そこでinstall.shを実行します。

tar xvf BoosterAgent_1140.tar.gz
cd BoosterAgent_1140
./install.sh

6. OMFLOW Slaveのインストール

インストール前に以下のバックアップを実施:

  1. 手順3のデータベース

  2. 手順4のOMFLOW Server

以上の手順が全て完了した後、環境要件に従い1台以上のOMFLOW Slaveをインストールします。OMFLOW SlaveにはOMFLOW ServerおよびOMFLOW Booster Agentが含めれています。インストール中に下記の情報を入力してください。

BoosterのIPおよびPort番号を入力:

Active Boosterに関する情報を入力してください。

HA BoosterのIPおよびPort番号を入力:

Standby Boosterに関する情報を入力してください。

Windowsインストール方式

専用インストーラ omflow_slave_1_1_4_0.exeを実行してください。

Linuxインストール方式

Linux版のインストール】セッションのインストール方法を参照し、タイプでSlaveと入力してください。

起動順序

起動順序は、BoosterおよびDBを最優先で起動し、その後全てのBooster Agentを起動するようにしてください。

  1. Booster、Database

  2. Booster Agent

Booster Agentの起動時には、OMFLOW Serverが自動的に起動されます。

Linuxでのサービス起動方式

Booster

/opt/omflow/Booster/omflow_booster_service { start | stop | status }

BoosterAgent

/opt/omflow/BoosterAgent/omflow_booster_agent_service { start | stop | status }

ライセンスのアップロード

  1. 「左側メインメニュー > システム設定 > システム設定」をクリックしてください。

  2. メイン画面を下方にスクロールし、「Boosterライセンスデータ」ブロックに移動してください。

  3. 點「アップロード」ボタンをクリックし、ライセンスファイルをアップロードしてください。

Boosterはライセンスのアップロードをしていない場合、7日間のみ試用できます。

最終更新