バージョンアップ

バージョンアップ

Windows

一般バージョンのアップデート手順

  1. OMFLOWのバックアップ

事前にOMFLOWをバックアップしてください。詳細は【バックアップと復元】を参照してください。

  1. 更新ファイルの実行

OMFLOWのWindows更新ファイルは直接実行することができます。更新ファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

  1. 言語の選択

表示言語を選択し、「OK」をクリックします。

  1. 利用規約に同意

利用規約の「同意する」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。

  1. 更新の開始

実行ファイルは、お使いのデバイスが現在のアップデートを使用できるかどうかを確認します。確認完了後、「更新」をクリックします。

バージョンが合致しない場合は、まずOMFLOWのバージョンと更新ファイルのバージョンが使用可能かどうかをご確認ください。 OMFLOWのバージョンが1.1.4.0以降の場合は、最新の更新ファイルを使用して最新バージョンにアップグレードすることができます。 デバイスのOMFLOWのバージョンが1.1.4.0未満の場合は、OMFLOWのバージョン順に従って、1.1.4.0までにアップグレード後、最新の更新ファイルをご利用ください。

  1. サービスの再起動

更新後、OMFLOWのサービスが自動的に再起動されますので、サービスの再起動後、「完了」をクリックし、更新を完了してください。

1.1.4.0より前のバージョンの場合は、OMFLOWサービスが再起動したことを確認してから更新を続行してください。

これで引き続きOMFLOWをご利用いただけます!

1.2.0.0注意事項

OMFLOWはバージョン1.2.0.0以降、Pythonのバージョンを3.11にアップグレードしました。ユーザーが以前のバージョンで追加のPythonパッケージをインストールしている場合、更新プロセスではユーザーに手動でこれらのパッケージを更新するように求められます。以下は関連する手順です。

  1. Python3.11 ( 32 Bit ) のWindows Installerをダウンロードし、実行します

  2. Customize installation を選択し、インストールパスをカスタマイズします

  3. インストールパスに C:\PROGRA\~1\OMFLOW Server\Python311 を選択します

  4. インストール後、アップデートウィンドウの「次へ」をクリックして確認できま

  5. この時点で、アップデートウィンドウでは元のPythonとPython311のパッケージが一致しているかどうかをチェックし、不足しているパッケージをリストアップします

  6. 足りないパッケージがあれば、管理者権限でCMDウィンドウを開き、Python311フォルダに移動します

  7. python.exe -m pip install コマンドでインストールします

  8. インストール後、次へをクリックしてチェックし、欠落しているパッケージがなくなるまでこのプロセスを繰り返します

  9. オリジナルのPythonおよびPython311に関連するすべてのCMDウィンドウを閉じます

Linux

一般的なアップデート手順

  1. OMFLOWのバックアップ

事前にOMFLOWをバックアップしてください。詳細は【バックアップと復元】のセクションを参照してください。

  1. アップデートファイルの解凍

patch ファイルを解凍します

tar -zxvf [patchファイルのパス]
  1. アップデートファイルの実行

patch.sh のパスに移動し、執行 patch.sh を実行します。

cd [patchファイルのパス]
sudo ./patch.sh
  1. サービスの再起動

OMFLOW サービスが正常に起動したことを確認します。

/opt/omflow/server/omflow_server status

サービスが起動していない場合は、サービスを起動してください

/opt/omflow/server/omflow_server start

これで引き続きOMFLOWをご利用いただけます!

Linux をバージョン 1.2.0.0 にアップデートする手順

OMFLOWのバージョン1.2.0.0では、環境要件がさらに要求されており、Linux環境をご利用のユーザは、手動でアップデートを行う必要があります。手順は下記のとおりです:

python version: 3.8 → 3.11 django version: 2.2 → 4.2

  1. OMFLOWを停止します

    omflow_server stop
  2. /opt/omflowフォルダ下のpythonフォルダを削除します

    rm -rf /opt/omflow/python/
  3. ubuntuパッケージのインストール

パッケージのリスト

  • python 3.11

  • python3.11-dev

  • python3.11-venv

  • python3-pip

インストール方法 1:オンライン版 (インターネット接続が必要)

	# パッケージリポジトリのアップデート
	apt-get update -y
	# パッケージリポジトリの追加
	add-apt-repository ppa:deadsnakes/ppa -y
	# パッケージリポジトリのアップデート
	apt-get update -y
	# python3.11と関連パッケージをインストールする
	apt-get install -y python3.11 python3.11-dev python3.11-venv python3-pip
  • インストール方法2:ネットワークレス環境、オフラインインストール方法は補足情報をご参照ください。

    • Ubuntuオフラインインストールパッケージをダウンロードします。

    • Ubuntuパッケージをオフラインでインストールします。

  1. python 3.11を環境変数に設定します(python3のコマンドでpython3.11を呼び出し可能になるようにする)

    update-alternatives --install /usr/bin/python3 python3 /usr/bin/python3.11 1
  2. /opt/omflowフォルダの下にpython 3.11の仮想環境を作成します。

    python3 -m venv /opt/omflow/python
  3. 仮想環境に入り、pythonパッケージをインストールします

pythonパッケージのリスト

  • wheel

  • django==4.2

  • ldap3

  • mod_wsgi

  • openpyxl

  • DBで使用されるpythonパッケージ

  • その他のパッケージ…

  • オンラインインストール版 (インターネット接続が必要)

    # 仮想環境に入ります
    source /opt/omflow/python/bin/activate
    # wheel をインストールする
    pip install wheel
    # 必要がなければ省略可能
    python /usr/lib/python3.11/test/libregrtest/setup.py bdist_wheel
    # 必要なパッケージをインストールします。その他のパッケージのインストールについては、ご自身で判断してください。
    pip install django==4.2 ldap3 mod_wsgi openpyxl
  • ネットワークレス環境、オフラインインストール方法は補足情報をご参照ください。

    • pythonオフラインインストールパッケージ(.whl)をダウンロード

    • pythonパッケージをオフラインでインストールします

  1. 修改apache http.confのwsgi_moduleのパスを新しいパスに変更します

    # django.confを修正します。
    vim /etc/apache2/sites-enabled/django.conf
    
    # wsgi_moduleのパスを修正します。
  2. OMFLOW 1.2.0.0をアップデートします

    # tmpに入り
    cd /tmp/
    
    # patchファイルを解凍する
    tar zxvf /tmp/omflow_patch_1_1_6_4_upgrade3.tar.gz
    # patchフォルダに移動する
    cd omflow_patch_1_1_6_4_upgrade4/
    
    # patchを実行する
    ./patch.sh
  3. OMFLOWを起動します(普段は手動で起動する必要がありません)

補足:

  1. Ubuntuオフラインインストールパッケージをダウンロードします。

    • OMFLOW serverと同じ環境で、インターネットに接続できるUbuntuを探します。

パッケージのリスト

  • python 3.11

  • python3.11-dev

  • python3.11-venv

  • python3-pip

  • ダウンロードコマンド:

    # rootに切り替わる
    sudo su

    # deadsnakesの追加**deadsnakes** PPA
    add-apt-repository ppa:deadsnakes/ppa

    # アップデートパッケージリスト表: 
    apt-get update

    # (必要があれば) デフォルトのダウンロードフォルダをクリアする
    apt-get clean

    # パッケージをダウンロードするがインストールしない
    apt-get install --download-only python3.11 python3.11-dev python3.11-venv python3-pip
  • ダウンロードしたインストールパッケージは、 /var/cache/apt/archives/ ディレクトリに保存されますので、FTPソフトを使用して取り出し、OMFLOW server環境にインストールしてください。

  1. Ubuntuパッケージのオフラインインストール

パッケージのリスト

  • python 3.11

  • python3.11-dev

  • python3.11-venv

  • python3-pip

  • .deb ドキュメントをUbuntuのいずれのディレクトリにコピーします。ここでは /tmp/Downloads を例にします。

  • Ubuntuコマンド:

        # rootに切り替わる
        sudo su
        
        # インストーラーが保存するパスに移動する
        cd /tmp/Downloads
        
        # dpkg を使ってダウンロードしたパッケージをインストールする
        dpkg -i *.deb
  1. 既存の環境からインストール済みのpythonパッケージのリストをエクスポートします。

    • すでにOMFLOWで使用しているパッケージリストがある場合は、このステップは省略できます。

    • エクスポートコマンド:

      # OMFLOWの仮想環境に切り替わる
      source /opt/omflow/python/bin/activate
      
      # pythonパッケージリストを/tmp配下にエクスポート
      pip freeze > /tmp/requirements.txt
      
      # djangoのバージョンを 4.2 以上にする
      vim /tmp/requirements.txt
    • FTPソフトを使用して取り出し、ネットワークに接続できるUbuntu環境に置き、引き続きダウンロードの参考とします。

  2. pythonオフラインインストールパッケージをダウンロードします(.whl)

    • python3.11対応のパッケージをダウンロードするには、python3.11がインストールされた環境を用意し、該当の環境がネットワークに接続されている必要があります。

    • ダウンロードコマンド:

      # オフラインインストーラ保存用の新しいフォルダを作成する
      mkdir /tmp/python_package
      cd /tmp/python_package
      
      # [方法1]requirements.txtを使って一括ダウンロードする
      # 前のステップの requirements.txtを/tmp/の配下に置いた場合
      pip -m install /tmp/requirements.txt
      
      # [方法2]パッケージ名を手動で入力してダウンロードする
      pip -m install <パッケージ>
      
      #  ダウンロード完了後、フォルダの中に.whlのインストールファイルがいくつあるか確認してください
      ll
    • FTPソフトを使用して取り出し、OMFLOW serverに戻します。

    • 補足: mod_wsgiはtar.gzを取得し、インストール方法が特殊なので、詳細はオフラインインストールmod_wsgiをご参照ください。

  3. pythonパッケージのオフラインインストール

    • pythonパッケージのオフラインインストーラ(.whl)が**/opt/omflow/tmp**の配下に置いた例

    • インストールコマンド:

      # OMFLOWの仮想環境に切り替わる
      source /opt/omflow/python/bin/activate
      
      # オフラインインストーラのが保存するパスに切り替わる
      cd /opt/omflow/tmp
      
      # すべてのwhlをインストールする
      pip install *.whl
  4. mod_wsgiのオフラインインストール

    • インストールコマンド:

      # OMFLOWの仮想環境に切り替わる
      source /opt/omflow/python/bin/activate
      
      # mod_wsgiのtar.gzを解凍する
      tar zxvf <mod_wsgiのファイルパ>
      
      cd <mod_wsgi解凍後のファイルパ>
      
      # mod_wsgiの簡易インストール
      python setup.py install

注意:

python & djangoを置き換えた後、OMFLOWのバージョンを1.2.0.0にアップデートする必要があります。以前のバージョンは django 4.2 では動作しません。

エラー処理

OMFLOWのアップデート後にサービスが起動できない場合は、【バックアップと復元】に従ってOMFLOWを復元し、再度アップデート手順を実行してください。

最終更新